印鑑の原材料について(4)

【白檀】

白檀印鑑イメージ

香木としてもとても有名な白檀。

むしろ、印鑑として使われていたということに驚く人もいるのではないでしょうか。
白檀の香りは、甘く、かつ爽やかなのが特徴になります。

原産国はインドです。
他にジャワ島との説もありますが、現在の産出国にはインドやインドネシア、オーストラリアなど太平洋諸島が名を連ねています。
白檀の印鑑は、使うたびに鼻をくすぐる気高く優しい芳香もメリットになります。

印材としても申し分ないのですが、栽培が難しい植物で、インド政府では伐採の制限や輸出の規制をかけているほどの貴重品です。
白檀がなぜ貴重かというと、その香りに他にはない特質があるためなのです。

通常、香木はお香に加工するなどして、加熱することで香りを放つものですが、白檀はそのままの状態で強い香りを発します。
白檀も線香の原料として使われていますが、この特性によって、仏像、数珠、扇子などに加工し、香りを楽しむことができるのです。

【黒檀】

黒檀は建築材や家具材、楽器などにも古くから用いられてきた材木で、密で堅く、朽ちることが無いと言われているほど耐久性に優れた印材です。
色は艶のある黒になります。

もともと油分が含まれているこの印材は、使えば使うほど、年を重ねるごとに味が増します。
銀行印として、白檀などと一緒に持てば、色が見分けやすいので複数の口座の管理にも便利です。
白檀も黒檀も木材なため、朱肉に含まれる油分で変質する可能性があります。
長期間使用するには使ったあとの印面はきれいに保つのが長持ちのポイントになります。

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